こんにちは!セニョールパンチョです。
現在、スペインに留学生として長期滞在しています。
スペイン現地生活をイメージするとき、最も大切な選択のひとつに住まい選びがあります。
ホームステイ、シェアハウス、一人暮らしなどその形態は様々。
日本と同じような暮らしをしたいと思っていても、予算が合わなかったり、いい物件にめぐり逢えなかったりといろいろな問題に直面します。
しかも海外のため言葉の不安もあります。しかし、事前に注意しておくべき情報を抑えておけば何も難しくはありません。
そして筆者が実際に経験した、海外ならではの失敗談もご紹介しているので、是非教訓にして頂きたいです。
今回は、スペイン現地留学者目線での住まいの選び方、メリットとデメリット、住まい探しをする上で必ず抑えておくべき注意点を解説いたします。
私からすると、留学前に知りたかったなあと思う情報ばかりです。
これから留学などで長期滞在を考えている方は必見です。それではいきましょう!
- 住まい各形態の特徴
- スペイン現地生活 最適な住まいの選び方
- 住まい探し、契約時の注意点
1. はじめに
まず、住まいについて、予算や自分の希望条件を考えてみましょう。
私の住んでいる都市マラガは、日本の都市部と比べて、一般的にそこまで家賃に大きな差はないように感じます。
しかし、形態によって価格がピンキリのため、自分の希望条件、最低ラインで譲れない条件などをしっかりと見極めることが大切です。
ここを最初に決めておかないと、現地のオーナーに足元を見られて、法外な要求をされることもあります。
自分が受け入れられない点は、はっきりと伝えて解決に向けてよく話し合いましょう。
解決が困難な場合は、迷わず選択肢から外しましょう。
また、現地人との交渉は基本的にすべてスペイン語です。
もし語学に不安があるなら、現地の友達に協力してもらいましょう。その意味でも、友達作りは本当に大切です。
(現地の友人がいない・・・という方は、私を頼って頂いても一向にかまいません。)
2. 住まい探しの方法
物件探しについて、エージェント経由で探すのもありですが、費用が余計に高くなります。
おすすめはアプリ、Webサイト、SNSで探すことです。私はアプリで探しました。
「idealista」という名前のアプリです。英語でも利用可です。是非ご活用下さい。
Idealista Web siteidealista.com
3. 住まい形態別のメリット、デメリット
ここからは、3つの主要な住まい形態について、それぞれメリットとデメリットを説明していきます。
どの形態が自分に合うかを一緒に考えてもらえればと思います。
1. ホームステイ
まずは、留学生活の定番であるホームステイです。私も最初の1ヶ月はホームステイで過ごしました。
私が個人的に1ヶ月過ごして感じた印象、知人から聞いた印象は以下の通りです。
メリット
- ホストファミリーとスペイン語でコミュニケーションの練習ができる
- 地元の家族と触れ合うことで、現地の生活に慣れることができる
- 自炊の必要がない
- 地元の家庭料理を堪能できる
- 地元の情報を密に聞くことができる
デメリット
- 滞在費用が高い(私の場合は朝晩飯付き800€/月でした)
- 自炊できないため、食事の融通が利かない
- ホストファミリーの当たり外れが激しい
- ホストファミリーの独自ルールに困らされる。
メリットも多いですが、個人的にやはり滞在費用が高いため、節約したい方にはあまりおすすめできません。
ホストマザーが筋金入りの倹約家で、昼間に電気をつけているだけで何回か怒られたり、洗濯が週1回しかできないなどの独自ルールもあり、それが大きなストレスでした。
金銭面に余裕がある方、自炊をしたくない方におすすめです。
2. シェアハウス
次に、日本でもおなじみのシェアハウス。
学生を中心に多くの若い人たちはこの形態を選びます。私も今はシェアハウスに住んでいます。
基本的に、キッチン、シャワー、トイレ、居間が共有です。部屋は独立しており、相部屋になることは少ないです。
メリット
- 家賃が安い(私の場合は300€/月です)
- 同居人が地元のスペイン人や外国人で、友達を作りやすい
- 自炊できて、食事の融通が利きやすい
- 同居人が助けてくれる場合がある
デメリット
- 同居人の生活音に悩まされる場合がある
- 共同スペースが汚い場合がある
- 共同スペースの利用時間が同居人とバッティングして、満足に利用できない場合がある
- 不定期に日用品などの共有物の請求をされる
- オーナーとの交渉は自分で行う必要がある
個人的に、留学生はこの形態が一番最適かと思います。
デメリットもあり多少の我慢は必要ですが、費用面を中心にメリットがカバーしています。
節約したい方、友達を作りたい方におすすめです。
3. 一人暮らし
最後は、一人暮らし。もはや説明不要ですね。学生でもこの形態を選ぶ人はいます。
メリット
- シャワー、トイレ、キッチンすべて独占できる
- 生活の自由度が圧倒的に高い
- 自炊できて、食事の融通が利きやすい
- 知人を家に呼ぶこともできる
デメリット
- 家賃が高い(600€以上/月が相場)
- すぐ近くに助けてくれる人がいない
- オーナーとの交渉は自分で行う必要がある
個人的には、ホームステイ同様に高いです。
その分、自由度が一番高いため、金銭面に余裕があれば、私も一人暮らしをしたいです。
自由度は勉強や仕事の質を上げるのに、非常に重要な要素です。
金銭面に余裕がある方、ストレスフリーで自由な生活をしたい方におすすめです。
4. 契約時にこれだけは抑えておくべき!注意点!
最後に、住まい探し時と契約時に絶対に抑えておくべき注意点を3つ解説いたします。
- 内見をする
- 契約書を作ってもらえるかを事前に確認する
- 契約書の内容をよく確認した上で署名する
①内見について、設備や家周辺の生活環境は自分の目で確認しないとわからないことばかりです。写真と実物が違うなんてことは本当によくあります。
たまに、まだ現在の住人がいるから部屋の内見不可と言われますが、遠慮なくお願いしましょう。
むしろ内見不可の物件は何か隠しているのではと余計な不信感を生むため、選ぶべきではありません。
②契約書の作成について、ここスペインでは、契約書なしでも入居可能です。
しかし、契約書がないと責任範囲が不明瞭で、確実にトラブルの原因になるので絶対に避けましょう。
海外ならではの実体験。
少しだけ私自身の経験談をお話させてください。是非みなさんの教訓にして頂きたいお話です。
現在のシェアハウスは5月から住みはじましたが、周辺環境が悪いため、実は7月に別のシェアハウスに引っ越す予定でした。
2回目の物件探しも、Idealistaを駆使して、数軒のシェアハウスを内見しました。そこで、周辺環境・部屋の設備など自分が求める条件を満たす物件に出会えました。
そして、オーナーに連絡して入居の約束を取り付けました。
ここまではよかったのですが、そのあとには最悪なことが待ち受けていました。
入居に際して、契約書の作成をお願いしていましたが、入居直前になって、このオーナーが契約書なしの入居を前提としていたことを明かしました。
申し入れをするのが遅かったせいでもあります。そのような家に当然住めるはずはなく、改めて強く申し入れましたが、結果変わらず。最終的には半ば強引にオーナー側からNOを突きつけられました。
遅れての申し入れにはなりましたが、何度か催促したものの、結局有耶無耶なまま、約束を反故にされた形です。
結果的に住まなくてよかったと思うものの、もっと早くアクションを取っておくべきだったと反省しています。
日本では中々こう言ったことは考えられませんよね。
こうした海外特有の体験は勉強になったなと思いつつも、事前に情報として手に入っていたらなとも思いました。
みなさんも、私と同じ過ちをしないよう、心に留めておいてください。
少し話がそれてしまいましたが、最後の3つめ③契約書の内容について。
契約書の内容は、すべてスペイン語だからといって適当に流してはいけません。ネイティブの友達にも協力してもらい、おかしいところがないかを隅々まで確認しましょう。
トラブルがあれば、契約書の内容に基づいて処理されます。署名した以上、契約の履行責任が求められるため、確実に内容を熟読、納得した上で署名しましょう。
5. まとめ
住まいの選び方についていかがだったでしょうか。
そこまで難しくないと感じた人も多いのではないでしょうか。
以下、改めておさらいいたします。
・住まいの選び方→アプリ、Webサイト、SNSを駆使して探す。アプリ「idealista」がおすすめ。
・住まい形態別のおすすめ
- ホームステイ→金銭面に余裕がある方、自炊をしたくない方におすすめ
- シェアハウス→節約したい方、友達を作りたい方におすすめ
- 一人暮らし→金銭面に余裕がある方、ストレスフリーで自由な生活をしたい方におすすめ
・住まい探し時と契約時に絶対に抑えておくべき注意点
- 内見をする
- 契約書を作ってもらえるかを事前に確認する
- 契約書の内容をよく確認した上で署名する
最初は難しく感じるかもしれませんが、根気よく取り組んでいけば、自分に合ったぴったりの住まい形態や物件を見つけることができます。
家は生活のベースです。皆さんの住まい探しがよりよいものになることを願っております!!!
¡Muchas gracias!
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