スペイン旅行 ケース別旅先紹介

スペイン観光

こんにちは!セニョールパンチョです。

現在、スペインに留学生として長期滞在しています。

みなさん、コロナが終息したら、どこに旅行に行きたいか考えた事ありませんか?

ハワイ?グアム?なんて王道もいいですが、スペインなんてどうでしょう?

今回、スペインに来たら絶対に訪れたい主要な観光都市5選を、日本人的目線も交えてご紹介いたします。

ヨーロッパ随一の観光大国スペイン。

どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

情熱の国、陽気な国民性、闘牛、フラメンコ、生ハム、シエスタ・・・

多くの方がこんなイメージを持つのではないかなと思います。

日本から10,000km以上も離れている上、フランスやイタリアといった国ほど身近な存在ではなく、馴染みがないかもしれません。

この記事では、みなさんがさらにスペインについて知り、「あ、スペイン行ってみたいな」と思って頂けるよう、様々な事をご紹介していきます。

スペインってどんな国?旅行して楽しい?

スペインは、ヨーロッパ西部に位置する国です。

地中海や大西洋に面しており、年中を通して気候が安定している地域が多いのが特徴です。そして、世界中から多くの観光客や長期滞在者を惹きつける情熱の国です。公用語はスペイン語です。

スペインは、16世紀から17世紀にかけて、「太陽の沈まない国」として名を馳せました。

これは、世界全体に植民地を持ち、当時の繁栄ぶりを表す言葉として使われます。

言語

過去の植民地時代、中南米を中心に長く続いたため、現在でもスペイン語は、英語や中国語などと並び、世界で最も話者人口が多い言語のひとつで、影響力があります。

またスペイン語とポルトガルは近しいものがあり(日本語でいう標準語と関西弁のイメージ)、スペイン語を習得すれば、公用語がポルトガル語の国でも問題なく生活・旅行することができます。

国民性

温暖な気候ゆえ、国民も陽気で明るいのが特徴です。

私もスペインに渡ってから、日本ではあまりお目にかかれない快晴ばかりで、気持ちが上向いていると感じます。

スペイン人の国民性を表すのに「Carpe diem」という言葉があります。

これはラテン語で「今この瞬間を生きろ」という意味です。

不確かな将来に思いを馳せて生きるのではなく、今日1日を全力で生きることにフォーカスするという考えです。

日本人が一般的に持つ、将来に備えてコツコツといった考えとは全く正反対で非常に興味深い国民性をスペイン人は持っています。

スペインで観光するべき都市は?逃したら後悔間違いなし

なんとなくスペインのイメージが伝わったでしょうか?

それでは、いよいよ本題です。

どこを訪れれば最高のスペインを体験できるのでしょうか。

お教えしましょう!

イメージしやすい様に、日本で言うとここに近いよ!などと表現していきますね~!

マドリード

まずは多くの方が耳にしたことがあるであろう、マドリード。

言わずと知れたスペインの首都。人口は約300万人です。

スペインのほぼ中央に位置しており、ロンドン、パリ、モスクワに次いで欧州第4位のGDPを誇る都市です。

首都ゆえ、経済、交通、教育、国際機関など重要機能は全て揃っており、

日本の東京をコンパクトにしたイメージの都市です。

観光名所

  • マヨール広場
  • プラド美術館
  • ソフィア王妃美術センター

先ずはマヨール広場。

非常に広大な広場で、マドリードを説明する上で、欠かせないランドマークです。

次に、ソフィア王妃美術センター。

スペイン出身の画家であるパブロ・ピカソの『ゲルニカ』が展示されています。

ゲルニカは、1936年〜1939年に発生したスペイン内戦の凄惨な歴史を表現した作品で、一度は皆さんも目にしたことがあるかもしれません。

スポーツでは、世界一のサッカーチーム、レアル・マドリードが本拠を置く都市でもあります。ホームスタジアムのサンチャゴ・ベルナベウは、拡張に向けて、大規模な改修工事が行われております。

今後も、スペインだけでなく、世界中のサッカーファンから注目と憧れを集めつづける場所になります。

初めてスペインを訪れる人は、一度はマドリードを訪れてはいかがでしょうか。

バルセロナ

続いてはバルセロナです。

スペイン・カタルーニャ州に位置する、スペイン第2位の経済都市です。

誰もが一度は耳にしたことがあり、もはやマドリードより有名かもしれません。

人口は約170万人です。

カタルーニャという独自の文化、言語を持ち、1992年には夏季オリンピックが開催されるなど、国際会議や国際大会も頻繁に開催されています。政治・文化・観光において、最も重要な都市のひとつです。

日本の都市に例えると、独自の文化が色濃く残る港町、神戸に近い印象です。

実際、バルセロナと神戸は姉妹都市であります。

そして、バルセロナを説明する上で、忘れてはいけないのがFCバルセロナ。

長年、レアル・マドリードと強力なライバル関係にあり、エル・クラシコと呼ばれるレアル・マドリードとの試合は、世界で最も注目を集める試合のひとつであります。

かつてフランコ独裁政権下で、第一言語のカタルーニャ語は激しい弾圧にあい、使用を厳しく禁止されておりました。

しかし、その最中、ホームスタジアムのカンプノウはカタルーニャ語の使用を唯一許可された場所でありました。

その対立の激しさから、エル・クラシコは、カタルーニャ人にとってスペイン中央政府との代理戦争として形容されるほど重要な試合であります。

このようにカタルーニャの人々にとってサッカーというの、ただのスポーツという枠では収まりきらない、重要なアイデンティティとなっているのです。

観光名所

・サグラダファミリア

・グエル公園

・カタルーニャ広場

特にサグラダファミリアは、スペインで最も有名な観光地のひとつで、日本からも多くの観光客を惹きつけるランドマークです。

これは建築家アントニオ・ガウディの作品であり、1882年に着工したものの、スペイン内戦や工費不足で途中中断を経て、現在も建設中という非常に珍しい建物です。2026年の完成を予定しています。

ちなみに、この建設に日本人が携わっていたことはご存知でしょうか。

彫刻家の外尾悦郎氏。

1978年にスペインに渡って以降、一貫してサグラダファミリアの彫刻建設に携わっています。2013年には、主任彫刻家となり、彫刻の総監督として活動されています。

バルセロナファンはもちろん、カタルーニャという独自の文化・言語を体験したい方にうってつけの旅先です!

セビリヤ

続いて、セビリヤです。

セビージャ、セビーリャ、セビーヤなど、様々な呼称がありますが、ここでは「セビリヤ」として進めます。この呼称差は、スペイン語の各地方の発音差に由来しております。

スペイン最南部、情熱のスペインを体現するアンダルシア州の州都。

人口は70万人。スペイン第4位の経済都市です。

闘牛やフラメンコの本場であり、私たちが頭の中のスペインのイメージを鮮明に描く観光文化都市であります。

また、経済においても、スペイン南部で最も人口が多いこともあり、州全体のGDPの4分の1を占める都市です。

日本の都市に例えると、独特な重要文化が多いこともあり京都に近い印象です

文化においては、いくつものオペラの舞台になった都市です。

著名な作品には、『フィガロの結婚』、『セビリヤの理髪師』、『カルメン』などです。

一度は、聞いたことがある作品名が、ここセビージャが舞台に繋がっていたことで、私たちがセビリヤに親近感を抱くきっかけになるかもしれません。

観光名所

・セビージャ大聖堂

・スペイン広場

・アルカサル

特にセビージャ大聖堂は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を除いて、世界最大のカトリック大聖堂です。そんな聖堂がここスペインにあるなんて、実際に見るまでは想像ができませんでした。

私が現地で見たとき、夜でしたが、あまりの大きさに衝撃を受けた記憶があります。

是非スペインに来た際は、訪れてほしい観光地です。是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

闘牛やフラメンコの本場であり、私たち日本人が頭の中で描くThe・スペインのイメージを体験するにはセビージャが最適です!

マラガ

次に、マラガです。

耳にしたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まだまだ日本人の中で知名度は低いですが、スペイン旅行では是非検討したい都市です。

セビージャと同じく、アンダルシア州の都市です。

人口は60万人。アンダルシア州第2位、スペイン第6位の人口を誇る都市です。

日本の都市に例えるなら、その地方観光都市の役割から広島に似ている印象です。

コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)と呼ばれる地中海沿岸地域の中心地であり、スペイン国内の観光産業にとって、最も重要な場所のひとつであります。

年間を通して晴天に恵まれるのが特徴で、日本でも老後のロングステイ先としても人気の都市です。

そしてここマラガは、かの有名なスペイン人芸術家パブロ・ピカソの生誕地です。

市内には、ピカソの銅像や美術館があり、マラガとの関わりを知るきっかけになると思います。

観光名所

・マラガ大聖堂

・アルカサバとローマ劇場

マラガ自体に、観光地は多くありませんが、以下の通り多くの魅力があります。

  • 周辺には、ミハス、ロンダ、ネルハといったアンダルシアを代表する都市がある
  • 気候、ロケーション、食の魅力がある

まだまだ日本人の中で知名度は低いですが、地中海沿岸地域の雰囲気を味わいたい・王道を少し外した旅をしたい方にオススメです。

マヨルカ島

最後に、マヨルカ島です。

あまり聞きなれない地名ですが、マジョルカと聞けばピンとくる人も多いのではないでしょうか。

そうです。サッカーの久保建英選手が21/22シーズンまで在籍していたRCDマジョルカのホームです。

人口は91万人、首都パルマは国内第7位の人口を誇る都市です。
バレアレス諸島州に属しており、諸島最大の島です。

年中温暖な地中海性の気候が人気で、夏のバカンスシーズンには、ドイツやイギリスを中心にヨーロッパ中の観光客が集まってくるリゾート地です。

日本に例えるなら、そのリゾート地の特性ゆえ沖縄に似ております。

テニス界のスーパースター、ラファエル・ナダルもここマジョルカ島出身であることは広く知られています。

観光名所

・パルマ・デ・マジョルカ大聖堂

・ドラック洞窟

・ソジェール

・ベルベル城

特に、ドラック洞窟は、ボートに乗った演奏家たちによるショパンのコンサートを洞窟内で楽しむことができます。ショパンは結核の療養地としてマヨルカに滞在していたようです。

地中海の温暖な気候の中で、ヨーロッパ流のバカンスを楽しみたい方には是非オススメしたいです。

まとめ

スペインに来たら絶対に訪れたい主要都市5選、いかがでしたでしょうか。

以下改めて、主要観光地、おすすめの都市のおさらいです。

マドリード

  • マヨール広場
  • プラド美術館
  • ソフィア王妃美術センター

→有名なスペインの首都、初めてスペインに行かれる方にオススです。

バルセロナ

  • サグラダファミリア
  • グエル公園
  • カタルーニャ広場

→カタルーニャという独自の文化を体験したい方にオススメです。

セビージャ

  • セビージャ大聖堂
  • スペイン広場
  • アルカサル

→頭の中でイメージするThe・スペインを体験したい方にオススメです。

マラガ

  • マラガ大聖堂
  • アルカサバとローマ劇場

→地中海沿岸地域の雰囲気を味わいたい・王道を少し外した旅をしたい方にオススメです。

マジョルカ

  • パルマ・デ・マジョルカ大聖堂
  • ドラック洞窟
  • ソジェール
  • ベルベル城

→地中海の温暖な気候の中で、ヨーロッパ流のバカンスを楽しみたい方には是非オススメです。

どれも外せず、1回の旅行で全てを制覇するのは難しいかもしれませんが

気になった観光地は、是非一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

皆さまのスペイン旅行が、素晴らしいものになることを願っております。

さらに詳細まで現地の事を知りたい場合は、是非問い合わせフォームからご連絡ください!お気軽にどうぞ!

¡Muchas gracias!

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