こんにちは!セニョールパンチョです。
現在、スペインに留学生として長期滞在しています。
早速ですが、スペインで利用客の多い空港はご存知でしょうか。1位と2位は簡単に予想できますね。
1位がマドリード、バラハス空港、2位がバルセロナ、エルプラット空港です。
では3位はどこだと思いますか?バレンシア?セビージャ?マラガ? 違うんです。
正解は、バレアレス諸島最大の島マヨルカのパルマ・マヨルカ空港です。
あなたはマヨルカという地名を耳にしたことがありますか?
サッカーが好きな方であればわかるかもしれません。日本代表期待の若手・久保建英や、元日本代表の大久保選手や家長選手が所属していたRCDマジョルカのホームです。
少し話は脱線してしまいましたが、今回はそのマヨルカ島、そしてマヨルカ島のパルマについて、スペイン滞在者目線で主要観光地やその知られざる魅力をご紹介していきましょう!
実はマヨルカ島はヨーロッパを中心に多くの観光客をかき集めるリゾート地なんです!
今までマヨルカ島を知らなかった人も、行ってみたいと感じてもらえれば嬉しいです。
それではいきましょう!
マヨルカ島の基本情報
マヨルカ島は、人口は91万人、首都パルマは国内第7位の人口を誇る都市です。
バレアレス諸島州に属しており、周辺にはメノルカ島やイビサ島などがあります。
マジョルカ島
ヨーロッパの地中海西部、スペイン領バレアレス諸島の主島。
「マジョルカ」は英語読みで、現地のカタルーニャ語読みでは「マヨルカ」となる。また、スペイン(カスティーリャ)語名はマリョルカ島Mallorca。面積3640平方キロメートル。同諸島中最大で、名称は「大きな島」の意。諸島の総人口122万2396のうち、95万770人(2022)がこの島に住む。
中心都市は南西岸のパルマで、バレアレス県の県都となっている。イベリア半島のペニ・ベティカ山脈の延長にあたり、島の西側と東側にそれぞれ北東―南西方向の山地が連なる。
西側のアルファビア山脈には島の最高峰プイグ・マヨールPuig Mayor山(1445メートル)がそびえる。東側は北東端のモレイ山(562メートル)が最高点で、全体的に低く、鍾乳洞(しょうにゅうどう)が多い。
両山地の間は広い平野で、野菜、穀類、オリーブ、アーモンド、イチジク栽培などの農業が行われている。
地中海性の温暖な気候で、年降水量は400~500ミリメートルであるが、西側の山脈は1200~1400ミリメートルと多く、森林に覆われている。有史前から居住がみられ、各民族が植民、パルマはローマ人が建設した(前122)。
海賊の根拠地(9~13世紀)、マジョルカ王国(1262建設)を経て、アラゴン王国に合併された(1343)。
島の北西部の小高い丘にある村バルデモサValldemosa(人口1708、2001)は、音楽家ショパンがジョルジュ・サンドとともに転地療養のために過ごした所として有名。
島は1960年ごろから急速に観光開発され、北欧やドイツからの客で観光業が島の第1位の産業となっている。
なお、マジョリカ陶器は、当地の商人が中世末にスペインからイタリアへ輸出した陶器に由来するイタリア製陶器で当地の産ではない。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%AB%E5%B3%B6-136193 ※内容一部編集
年間を通して晴天に恵まれ、年中温暖な気候です。
公用語は、カタルーニャ語、標準スペイン語です。地中海に位置しており、特にドイツやイギリスからの観光客が多いです。スペイン第三の都市バレンシアからも近く、アクセスが非常にしやすい観光地です。
マヨルカの主要観光地
ここからは、マジョルカの主要観光地をご紹介いたします。
1. パルマ・デ・マジョルカ大聖堂(Catedral-Basílica de Santa María de Mallorca)
まずは、首都パルマにそびえ立つ荘厳な建物、パルマ大聖堂です。
これまでマラガなどでも紹介してきましたが、大聖堂はどの主要都市にもあり、観光地では外せないですね。
毎度どの大聖堂も、その大きさに圧倒されます。
13世紀、アラゴン=カタルーニャ王国時代に建設がスタート、17世紀初めまでの長い年月をかけて完成されました。
19世紀に地震で一部損傷して、修復にはアントニ・ガウディも一時期関わっていたようです。
パルマの中心に位置しているため、アクセスしやすく必ず訪れたい観光地です。
2. ドラック洞窟(Cueva de Drach)
次に、マヨルカ島東部に位置する鍾乳洞、ドラック洞窟です。
中は超巨大な鍾乳石で埋め尽くされており、自然の偉大さに圧倒されます。
19世紀後半に発見されたため、まだ200年も経ってもおりません。
この鍾乳石も1m伸びるのに1万年かかります。
100年満たない人生で、この途方もない時間軸で形成された自然物を間近で見られるのは、本当に貴重です。
ここドラック洞窟では、かの有名な音楽家ショパンのコンサートを楽しむことができます。
洞窟の中にコンサート会場があり、ボートに乗った演奏家たちがショパンの曲を演奏します。
ショパンは結核の療養地としてマヨルカに滞在していることもあったようです。
自然を感じながら、洞窟内のクラシックコンサートを楽しみたい方におすすめです。
3. ソジェール(Sóller)
続いて、マヨルカ島西部に位置する街、ソジェールです。
ここソジェールはやや内陸に位置しており、近くのソジェール港まで路面電車であるソジェール鉄道(Tranvía de Sollér)が走っています。
このソジェール電車は、教会や港といった沿線の景観と非常にマッチして美しい風景を見ることができます。
また、ソジェール港の景観は、やや小高い丘の上に家が連なっており、さながらジブリ映画『紅の豚』のシーンを彷彿とさせます。とても見応えのある街です。
路面電車に乗りながら、地中海沿岸の景色を楽しみたい方におすすめです。
4. ベルベル城(Castell de Bellver)
最後に、首都パルマ近郊に位置する城、ベルベル城です。
14世紀に建設された円形城の建物、標高112mで周辺は森で囲まれています。
長らく刑務所として機能していましたが、現在は博物館としても機能しています。
360度見渡して同じ景観というのも、このベルベル城ならではの光景ですね。
パルマ中心部からはバス+徒歩で1時間かからずに辿り着くことができます。
また、ベルベル城からはパルマ市街を一望できます。広々とした景色を楽しみたい方におすすめです。
まとめ
さて、マヨルカの観光地紹介はいかがだったでしょうか。
以下、改めておさらいいたします。
1. パルマ・デ・マジョルカ大聖堂
→パルマ中心にある大聖堂。アクセスしやく旅行者全員におすすめ。
2. ドラック洞窟
→洞窟内のクラシックコンサートを楽しみたい方におすすめ。
3. ソジェール
→路面電車に乗りながら、地中海沿岸の景色を楽しみたい方におすすめ。
4. ベルベル城
→広々とした景色、パルマ市街を楽しみたい方におすすめ。
皆さんのマヨルカ旅行が素晴らしいものになることを願っております。
¡Muchas gracias!
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