スペインの治安が悪いってホント?! 現地在住の日本人目線での気をつけるべきこと5選

スペイン現地生活

こんにちは!セニョールパンチョです。

現在、スペインに留学生として長期滞在しています。

皆さんが海外に行くとき、最も不安になることは何でしょうか。英語が通じるか、食べ物は問題なく口にできるか、さまざまあると思います。

今回は、その中で最も関心が高いであろう治安について、現地在住の日本人が感じる実情と気をつけるべきことを解説いたします。

この記事は、

  • これからスペインに旅行を考えている人
  • これからスペインに移住・留学を考えている人 に是非読んでいただきたい内容です。

はじめに

まず、治安情報に絶対はありません!

一見治安が良さそうな国・都市でも、殺人事件やテロが起こる可能性はゼロとは言い切れません。

それは海外だからではなく、日本も同じです。

「日本は安全!スペインは危険!」といった先入観を持たないよう十分ご注意ください。

治安対策は、こうした思い込みを取り除くことがスタートだと私は思います。

どこの国に行っても、自分の身は自分で守るという意識をしっかりと持ちましょう。

外務省HPで各国の安全情報が掲載されております。渡航前、滞在中によく確認されることをおすすめします。

外務省海外安全ホームページ

スペインの治安について

結論から申し上げますと、比較的安全であり、過剰に心配する必要はないと考えます。

現地で半年ほど生活していますが、一度も怖い思いをしたことはありません。

夜だから外に歩けないなんてこともありません。タクシーもほとんど使ったことありません。

しかし、いくつか気をつけるべきことがあります。

これは私の実体験に起因する話もあるため、是非参考にしていただければと思います。

意識すべきこと

物乞い(ヒターノ)に注意する

物乞いが本当にたくさんいます。彼らは、スペイン語でヒターノ(gitano)と呼ばれます。

特にスーパー前に陣取って、客の出入りを待ってチップを要求してくることがあります。

彼らは、スーパーの客がもらうお釣りを目当てに毎日ひっきりなしに要求してきます。

チップを渡す渡さないは個人の自由ですが、要求されても無視しましょう。

彼らはフレンドリーに挨拶をしてきます。目を合わせてフレンドリーに挨拶を返して、優しさを見せるのは素敵なことです。

しかし、彼らはその善意につけ込んできます。反応するにしても、きっぱり断りましょう。

裕福にも関わらず、わざとみすぼらしい身なりをして、物乞い商売で生計を立てる輩が一部いるそうです。

私たちが、本当の生活困窮者かを見分けるのは困難です。

また、ご存知の通り、スペインは屋外テラスが珍しくありません。

その際も物乞いが各テーブルを回ってチップを要求してきます。同様にきっぱり断るか、無視しましょう。

ジロジロ見られても見返さない

ヨーロッパでアジア人は決して珍しくありません。

しかし、数自体が少なく物珍しさでジロジロ見られることがあります。特に年配層です。

同じように見返さないように注意しましょう。見た目でアジア人かどうかはすぐにわかります。

見られて見返すと余計なトラブルを生む可能性もあります。自分が外国人であることを念頭に入れて行動しましょう。

マラガ出身の先生曰く、内戦や独裁政権で長らく不安定な経済が続いたことで、海外に行くことが難しかったこと、それにより外国人が身近な存在ではなかったことが遠因としてあるのではと言っておりました。

エリアごとの治安を把握する

やはり場所によっては安全とは言えないエリアがあります。

特徴としては、セントロ(ダウンタウン)から極端に離れているエリア、ゴミが散乱しているエリアは要注意です。

こうしたエリアは家賃も比較的安いため、不安定な住民が集まってくる傾向にあります。

どこのエリアが良いか悪いかは、スペイン人の友人か現地に長く住む外国人に聞きましょう。彼らは、地区の名前で大体の安全度を把握しています。

私自身も、何度か子どもに「チーノ!(中国人!)」とか「チンチャンチョン!」と言われたことがあります。

相手が子どもだったため、全く相手にしませんでした。

自分の持ち物を肌身離さない

当たり前すぎることですが、自分の荷物は肌身離さずきちんと管理しましょう。

飲食店で荷物を置きっぱなしにしない、道を歩くときは車道から離れて反対側に荷物を持つなどです。

ここ最近、キックボードが移動手段として頻繁に利用されており、交通ルール無視の無法状態になっています。車道や歩道を勢いよく走るため、ときにぶつかりそうになります。

それゆえ、ひったくりされる可能性はゼロではありません。特にイヤホンしながら周りの音が聞こえないのは危険です。ノイズキャンセリングに至っては言語道断です。

バッグを前に抱えるなど気をつけて管理しましょう。

サンダルで遠くに出歩かない

サンダルで遠くに出歩くのはおすすめできません。

スニーカーを履いている人より、無防備に見えて、ひったくりや窃盗のターゲットになりやすいです。

土地勘のあるご近所やビーチでもなければ、できる限りスニーカーを履きましょう。

まとめ

スペインの治安、現地で気をつけるべきことについていかがだったでしょうか。

以下改めておさらいいたします。

スペインの治安について、

  • 比較的安全で過剰に心配する必要はない。ただし、治安情報に絶対はないため、自分の身は自分で守る意識は忘れない
  • 渡航前、渡航中に外務省の海外安全ホームページをよく確認する

特に注意すべきこと5選

  1. 物乞い(ヒターノ)に注意する
  2. ジロジロ見られても見返さない
  3. エリアごとの治安を把握する
  4. 自分の持ち物を肌身離さない
  5. サンダルで遠くに出歩かない

ビクビク生活するより、とにかく堂々と胸を張って生活しましょう。堂々と生活している方が、現地慣れしているように見えます。

皆さんのスペイン生活、スペイン旅行が安全でより良いものになることを願っております。

¡Muchas gracias!

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