こんにちは!セニョールパンチョです。
現在、スペインに留学生として長期滞在しています。
皆さんが現地生活で最も気になるのは「食」ではないでしょうか?
主食はなにか、お米は食べられるのか、日本とはどう違うのか等々、文化の違う外国に行くという事は、日本の常識が通用しないと言うことです。
そんな疑問や悩みを解決するために、
- 今回は現地スペインではどういった料理が食べられているのか、
- 本当に美味しいのか等々、
実際に現地で食べられるおすすめ料理9選を現地在住者目線で紹介、解説していきたいと思います。
スペインに来た際は、是非食べてみてください!
・スペイン料理のイメージ
・スペインの人気料理
はじめに
一言に、スペイン料理と言ってもどんな料理をイメージするでしょうか。
スペインには、全国各地で統一的なスペイン料理というより、各地域でそれぞれの特色から生み出された料理が多いのが特徴です。
言語や文化が異なれば、食生活、食文化も変化します。
また、ヨーロッパの端、アフリカの真上に位置しており、様々な食文化が融合しているのが特徴です。
また、地中海に位置する地理的要因ゆえ、イタリアやギリシャと並び、地中海料理を楽しむこともできます。
スペイン料理を知ることは、スペインの地方文化を知ることにも繋がります。その前提を頭に入れていただければと思います。
スペイン人気料理9選
パエリヤ(Paella)
まずはパエリア。スペイン料理をイメージして真っ先に思い浮かぶ料理ではないでしょうか。
丸い大鍋に、タコ、エビ、ムール貝といった魚介類や鶏肉、インゲンなどの野菜が入った米料理です。
スペインは、アジアほど米を食べる頻度が少なく、こうした米料理は、私たちアジア人にとって本当にありがたい料理です。
それが、日本でも最も認知されたスペイン料理として定着している理由かもしれません。
スペイン第3の都市バレンシアで生まれました。
本場スペインでも、是非食べてほしい逸品です。
トマテ・アリニャード(Tomates aliñados)
次に、トマテ・アリニャード。
冷やしたトマトに、オリーブオイル、にんにく、塩を混ぜて食べます。
この3つの調味料・味がトマトの甘みと絶妙にマッチして、何度でも食べたくなります。
この中毒性は、チョレギサラダに似ています。やはり油と野菜はよく合いますね。
アリニャード(aliñado)は、味付け、シーズニングを意味します。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、現地で是非一度食べていただきたい料理です。
イベリコ豚の生ハム(Jamón ibérico)
続いて、イベリコ豚の生ハム。ついに来ました。
皆さんが待ちわびたであろう生ハム。
現地スペインで食べる生ハムは格別に美味しいです。
特徴は、なんと言っても、この赤みと絶妙なしょっぱさです。
生ハムだけで食べると、さすがに味がきついため、ボカディージョとしてや、野菜と一緒にサラダとして食べると、より味がマイルドになり食べやすくなります。
おすすめは、アボカドと一緒に食べることです。
街には、生ハム専門店、スーパーには生ハム専門コーナーがあります。
そこでは豚の生足ごと置かれており、それを店員が専用の治具に固定して切り落としています。
初めて見たときは、少しショッキングです。
しかし、迫力がすごくあり、現地滞在中に一度は見るであろうスペインの日常風景です。
レンズ豆のスープ(Sopa de lentejas)
続いて、レンズ豆のスープ。
レンズ豆の他に、ジャガイモ、タマネギ、人参、インゲンなどを合わせた煮込み料理です。
味が優しく簡単に食べられる料理として人気です。
フランスパンにディップして食べても美味しいです。
これぞ、スペイン定番の家庭料理で、日本の味噌汁にイメージが近く「おふくろの味」と感じでしょうか。
ジャガイモのオムレツ(Tortilla de Patatas)
続いて、ジャガイモのオムレツ。
オムレツ(Omelette)は、スペイン語で『トルティージャ(Tortilla)』で、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ケーキのように丸く、平たい形をしており、卵生地にジャガイモやタマネギが練り込まれています。
卵生地ももちろん柔らかく、このホール1個で、お腹がいっぱいになります。
満腹感で他の料理が食べれなくなるため、食べ過ぎは注意です。
しかし、お腹が空いているときにこそ食べるのがおすすめです。
エビのアヒージョ(Gambas al ajillo)
続いて、エビのアヒージョ。これも生ハムと並んでスペイン料理の定番ですね。
見ただけで、よだれが出てきそうです。
アヒージョ(ajillo)は、にんにくソースを意味します。
熱々のにんにくソースにバゲットをディップして食べます。さすがは説明不要のにんにく。
ソースが美味しすぎて、野菜にかけてみたり、バゲット以外にいろいろな用途があるのが嬉しいですね。
くれぐれも翌日の口臭には気をつけてください。
ガリシア風のタコ(Pulpo a la gallega)
続いて、ガリシア風のタコ料理。
名前の通り、ガリシア地方(ポルトガルの真上)で生まれました。
ガリシア地方は、標準スペイン語と異なり、ガリシア語という独自の言語があり、現地語では『Polbo á feira(ポルボ・ア・フェイラ)』と呼びます。
茹でたタコに、塩とパプリカパウダーを合わせた一品で、スペインではバルやタベルナ(食堂)でよくみられる定番の料理です。
ガリシア地方は、海岸線の入り組んだ地形に起因して魚介類が豊富なことで有名です。
美味しい魚介類を食べるなら、北スペインを旅するのもアリです。
ガスパチョ(Gazpacho)
続いて、ガスパチョ。
夏の暑さが厳しいアンダルシアで生まれた色鮮やかな冷製スープです。
スペインを代表する名物料理で、夏に好まれる逸品です。日本食でたとえると、そうめんのようなイメージです。
トマトを中心に、きゅうり、パプリカ、ピーマン、たまねぎといった野菜、塩やオリーブオイルを混ぜて味付け、ミキサーで撹拌して作ります。
現地では、ドリンク替わりに飲む場合もあります。飲んだ瞬間に気だるい体の暑さが消えていきます。
チュロス(Churro)
そして、最後はチュロス。
スペインの朝はチュロスから始まると言っても過言ではありません。
諸説ありますが、チュロスはここイベリア半島で生まれました。
小麦粉をベースにした揚げ菓子であり、チョコなどをディップして食べるのがスペインの定番の食べ方です。
ソースの甘さがほどよく、朝食だけでなく、昼食後のおやつとしても食べられます。
スペインに来た際は、晴れたテラス席で是非優雅な朝を過ごしてください。
まとめ
スペインのおすすめ料理の主要9選についていかがだったでしょうか。
以下、改めておさらいいたします。
- パエリヤ(Paella)
- トマテ・アリニャード(Tomates aliñados)
- イベリコ豚の生ハム(Jamón ibérico)
- レンズ豆のスープ(Sopa de lentejas)
- ジャガイモのオムレツ(Tortilla de Patatas)
- エビのアヒージョ(Gambas al ajillo)
- ガリシア風のタコ(Pulpo a la gallega)
- ガスパチョ(Gazpacho)
- チュロス(Churro)
日々疲れたことがあっても、こうした食は、いつも私たちを味方してくれます。
今では、バルやカフェテリアで何を頼むかが、すっかりと定着するようになりました。
皆さんの現地生活、観光が美味しい食事で充実されることを願っております。
¡Muchas gracias!
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